lose someone's trust

一昨年の末に、次の年末年始はどの様に過ごしているのか身を案じていたが、あっさりと過ぎ去っていった。目まぐるしく変わる状況にやや翻弄されつつも、それに対して周到に準備し行ってきた。出逢う人から出逢う人、人との繋がりが県境や国境を飛び超えて様々な人々と触れ合って学んできた。これは昨年迄の話。実戦で獲得してきた経験の積み重ねをこれからどう還元していくか。

閑話休題、本日は信用を失った件について書きたい。タイトルに「信用を失った」と書くと、初っ端からインパクトが過ぎるので、英文にして印象度合いを図っておく。当時、東京ではいつどんな状況でも診療体制を敷いておけるよう、オンコールで待機していた。周りと少しだけ差異があり、それが奏功し、患者さんから患者さんへ繋がった。まさに人との繋がりを実感した。患者さんが患者さんを呼んでくれた。その連鎖がうれしかった。しかしその繋がりが解除される出来事があった。

仕事で地方へ1週間ほど滞在していた時に、緊急連絡が入った。明日までに治療して欲しい。参った。まだ滞在を残していた。大変申し訳ありません、こちらはまだ地方におりますので、帰京後にお身体診させていただきます。端的に言って患者さんをほったらかしにしてそのまま公演へ。さらに重なる。今日、診てくれませんか?一度お断りを入れた直後にまた違う患者さんから連絡が入る。他の先生を代診に立てたが、それは俗に云う付け焼き刃、一度失った信用・信頼関係は崩れていく。いつどんな状況でも診てくれる。それまで有益であったことが提供できず、それに応えられない。そんな状態を事もあろうか繰り返してしまった。結果、一部の患者さんの足が院から遠のいた。流れが失速し、葛藤が生まれた。以降、目の前の患者さんに対して真摯さを貫いて、診療にあたってきた。気がついたら年が明けていた。そして、明日から東京での診療が再開される。定期の患者さん、新しく出逢う患者さん、様々な出逢いのカタチに触れる。月並みだがこの機会を大切にしたい。よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

人間万事塞翁が馬

 中国の諺(淮南子

元旦

新年の幕が開けました。

楽をするために苦労を惜しまないという矛盾をどう展開できるか。

偽りの達成感に逃げず、追究し続ける一年になるよう、新しい土地で支度を整える。どんな出逢いがあるのだろうか。

楽しみかもしれない。

 

 

 

 

樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、それは果実だと誰もが答えるだろう。

しかし、実際には種なのだ

ニーチェ

春夏秋冬

*春をながめる余裕もなく

夏をのりきる力もなく

秋の枯葉に身をつつみ

冬に骨身をさらけ出す

 

2018年も残りわずかとなった。離島からもどってきて、その後中国へ渡り、いろいろな局面でハードだった研修から帰国した以降、それはもう目まぐるしく移り変わる日々だった。京都に居を移し、一般診療を開始し、また新たな出逢いに触れた。井蛙では、見識は広がらない。新たな知見を求めて学ぶ必要性がある。先日診療の際、患者さんらとの会話で、「今日は勇気を出してきました」「オタクに優しくしてくださりありがとうございました」「先生のおかげで鍼治療の魅力に気づきました。そのきっかけをくださりありがとうございました」などの言葉をいただいた。

大変にうれしい言葉であった。所謂ファンの自分がある種不純な動機で予約ボタンに触れていいのかと戸惑っていたことを話してくれた。「わたしはいま36歳。仮に人生折り返しを今とするならば、これから出逢う人数に限りがあるでしょう。ご家族あるいはご友人でお身体に不調を訴えている方がいらっしゃいましたら一度診させていただきます。」と伝えて次の再会を願いながら患者さんご自身の健康を思う。

年内診療は12/31(月)迄。

2019年は、1/1(火)より診療開始です。東京での定期診療は、1/18(金)-  22(火)迄になります。

 

*今日ですべてが終わるさ

今日ですべてが変わる

今日ですべてがむくわれる

今日ですべてが始まるさ

 

 

 *春夏秋冬/泉谷しげる(一部歌詞引用)